[音] | フ |
[訓] | もり |
かしずく | |
つく | |
しく |
《意味》
【傅く】かしずく
人に仕えて、その人を守り世話をする。
【傅育】ふいく
身分の高い人の子を大切に守り育てること。
「傅育係」
【傅】もり
子どもなどに付き添って世話をする人。付き人。また、養育係。
【傅く】かしずく
人に仕えて、その人を守り世話をする。
【師傅】しふ
身分の高い人の子に付き添って教え導く役。また、その人。もり役。
《字源》
声符は「尃(ふ)」。
「甫(ほ)+寸(すん)」。
金文の字形は、苗木の根を包んで手で持つ形で、土に植え付ける意。
それで「尃」は広く施し行う意となる。
「敷・溥」の初文として用いられた。
:「尃」の甲骨文字。
《字体》
「尃(ふ)」の部分は唐代楷書には「」と書くのが主流。
常用漢字の「簿」「縛」「博」はそれを採用しており、「傅」「搏」「溥」「榑」などの表外漢字もそれに合わせて「」と書いて差し支えない。
「傅」も手書きの楷書では「」と書いて差し支えない。